教会の中に入った直ぐ横にこのような人形が横たわっています･･･この方、このマリア・ラーハ修道院を創設したライン宮中伯ハインリッヒ2世のお墓なのです。ここマリア・ラーハ修道院教会は内陣が東西にあり、出入り口の西側の内陣に祀ってあるのです。ハインリッヒ2世とは･･･コメント欄に続きます･･･

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ライン宮中伯ハインリッヒ2世とマリア・ラーハ修道院について簡単に説明しておきます。先ず、“宮中伯”とは、ですが、神聖ローマ帝国における諸侯で、ライン地方を支配していたのでライン宮中伯と言います。ハインリッヒ2世は神聖ローマ帝国皇帝の親戚筋のモーゼルガウ伯の5男で生まれたとされています。 5男坊ですから将来がどうなるか？ですよね。ところが、ある有力諸侯が亡くなって跡継ぎがいなかったのでその未亡人と結婚し、宮中伯を手中に収めたそうです。その後宮中伯領がライン地方に移り、この地のラーハ湖の東側にラーハ城を築いて居城とし、初めてライン宮中伯を名乗ったそうです。しかし、裕福な生活でしたが子供が出来ず、信仰心の厚い彼ら夫婦は湖の対岸(西)に修道院を建設し、それが今のマリア・ラーハ修道院となっているとのことです。

2021年10月24日16時36分

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