ご隠居鳥
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「伊豆の」と問えば、殆どの方が「踊子」と反射的に答えられるように、川端康成の 自伝的小説で有名になった天城峠です。峠から下った河津町の入り口には、河津七滝 (かわずななたる)があります。一高生だった「私」の初恋が、遣る瀬無い思ひとして 綴られ、読者の脳裏に浮かぶ二人の光景が、ここ初景滝をはじめ、道中の各所に像として 飾られ、まさに文学街道です。三浦洸一による「♪さよならも言えず泣いていた 私の踊子よ♪」 の一節が目に浮かんでしまう、儚い初恋物語です。