ご隠居鳥
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去り行く夏を惜しんで
J
B
人と写真をつなぐ場所
九月に入って海水浴場も閉鎖され、人出も減少しましたが、浜辺には去り行く夏を惜しんで 海と戯れる人たちも見かけられました。マリンスポーツや駐車場でのバーベキューを楽しむ方、 思い思いの過ごし方をされている昼下がり風景でした。 撮影レンズはCANON ZOOM LENS FD 35-70mm 1:2.8-3.5. かの有名なNikkor 43-86mm を凌駕するべく、キャノン技術陣が10年の歳月をかけて作り上げた珠玉のレンズです。 残念ながら中玉がカビだらけですが、それを感じさせない描写力です。
光画部R様 おはようございます コメントを有難う御座いました。 このレンズを再発見したのは小倉磐夫さんの著書「カメラと戦争」でした。 サブタイトルに「光学技術者たちの挑戦」とあるように、大戦後の荒廃した 日本社会から光学技術者がいかに今のカメラ王国を築いていったかと言う ストーリーです。 その第6章に「ニコンを追ったキャノン2群ズーム」と言う記事があって、 「（前略）キャノンがヨンサンハチロクを凌駕すべく、必死の10年間に 何をやっていたのかは定かではないが、繰り返し繰り返しプロジェクト リーダーをとっかえひっかえ、4群ズームの小型化をねらっていたのだろう・・・ （中略）そして最後のチーム、当時は最年少のリーダー田島晃氏のチームが 2群ズームと言う、先人が全て盲点としていたルートから登攀に成功する。」 「とにかくこのレンズの「ニューフェース診断室」（注：アサヒカメラ誌） での解像力は、開放で中央224本というデータが残っており、その平均 解像力は148本に達している。おそらくこれはいまだに破られないズームレンズの 記録だと思う。」と書かれています。 このレンズが単焦点レンズをしのぐ性能だったことから、50mm標準レンズが 廃れ、アメリカの雑誌に「50mm標準レンズの死亡広告」と言うアメリカン ジョークが出たほどで、その後から今に至るズームレンズ全盛時代の礎を 築いた記念すべき銘レンズです。 このレンズはかなり以前から1本所有していたのですが、絞り羽が固着して 出ないので、試写を諦めていました。釈迦に説法で恐縮ですが、単焦点レンズ の分解は比較的容易ですが、ズームレンズはカムの塊でうっかり分解・整備を するとひどい目にあうので、絞り羽の固着を修理するのは諦めていました。 しかし、この小倉さんの記事を読み直して、やはり試写して確かめたい 誘惑にかられ、カビありレンズを安価で購入して今回の試写に及びました＾＾。 画像を結ぶためのレンズは前玉が命で、収差補正用の後玉のカビはさほど 影響せず、画像処理ソフトで補正が出来ることは経験で分っていました。 1970年代のレンズですので、コーティング（S.S.C.）はされていても 色の再現性は現代のレンズには適いません。でも、フイルムで撮ったような 古い映りも、また「味」だと思います。 ご隠居鳥 拝
2021年09月02日09時47分
ロール様 こんばんは コメントを有難う御座いました。 下田や南伊豆町の海水浴場は、蔓延防止条例などどこ吹く風で 東京都や神奈川県から大勢の海水浴客が訪れる人気のビーチです。 地元民はソシアルディスタンスが保てないので、海水浴シーズンには行きません。 悲しいかな、越境都会人に占領された夏でした＾＾。 ご隠居鳥 拝
2021年09月02日20時45分
popo7557
ykmior
teras
藤丸
さななろ
iketoyo
Binshow
光の子
光画部R
いい描写ですね。 これで、カビだらけのレンズで撮られたんですね、 Canonさんもええ仕事してますねぇ。(^^)
2021年09月02日06時17分