ツォル通りから城壁の外に出るとカトリック教の教会がありました。調べて見ると聖ニコラス・カプチン修道院と分かりました。何故、城壁の“外”にあるのかが少し疑問です･･･後々調べて見ると、やはり複雑な歴史があるようです。ヨーロッパにおけるキリスト教の宗教改革は今ひとつ複雑で理解できないのですが、16世紀から吹き荒れていた宗教改革の嵐の中、カトリック教のフランシスコ会から分派したカプチン会がここバッハラッハに17世紀に建てたのがこの修道院であることが分かりました。

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どうも先に紹介したヴェルナー礼拝堂も絡んでいるようですが、カプチン会が修道院を設立することでいろいろ一悶着があったようで、結果的には選帝侯が城壁外のこのライン川のほとりの土地に割り当てたそうで、1688年から1705年の間に聖ニコラス教会と関連する修道院が建てられたそうです。世俗化の過程で修道院は1802年に廃止されたそうですが、聖ニコラス教区教会として今に至っているそうです。 17世紀末頃からの家具や祭壇、説教壇等や、18世紀初頭のオルガンなど、注目に値するものがそのまま残されている教会だそうです。

2021年08月07日21時32分

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