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buokaburra
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広大な土地がブッシュファイアに焼かれ、巨大な蟻塚が焦げた肌を曝していた。焼き尽くされた荒野にかって経験した水の気配はない。水はどこに行ってしまったのか......恐らくこれが自然のサイクルなのだろう、水の季節がやってくると再び緑は芽吹き、蟻たちの活動も活発になる(蟻塚は焼かれても中のシロアリは健在である)。旅人は壮大な自然のサイクルの一瞬に触れているだけなのだ。車窓に広がる焦土に嘆息しつつワシは北の果て、トップエンドへと向かった。