ミュンツ川の谷を挟んで反対真南の丘の上に古城が見えています。スターレック城Burg Stahleckです。このお城はバッハラッハがケルン大司教(選帝侯)の領地であった11世紀後半から12世紀にかけて、南方方面の前哨基地、ワイン交易やライン川航行の税関の城として築かれたそうです。その後、婚姻関係からバイエルンの有力諸侯のヴィッテルスバッハ家が13世紀から所有し19世紀初頭まで続いていました。が、この辺りは様々な戦争に巻き込まれているところです･･･以下、コメント欄に続きます･･･

コメント1件

TR3 PG@

このお城、波瀾万丈の歴史があるそうです･･･特に1618年から1648年に戦われた宗教的・政治的諸戦争である三十年戦争で様々な諸侯によって包囲され、計8回も征服され、その後1689年に完全に破壊されて一端は廃城になったようです。その後はあのナポレオンの侵攻でフランスの所有になったりしましたが。1815年のウィーン体制でプロイセンの領地になり、1925年に再建を開始されたそうです。その後の城の復元は第二次世界大戦を挟み、なんと今の形まで復元されたのは1967年だそうです。今はユースホステルとして人気を博しているそうですが、この凄まじい歴史を刻んだ城が現在まで残っている、いや再建するって凄いですよね。

2021年07月19日13時29分

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