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教会前、植木の壁を隔てた山際に何やら古びた祠がありました。 また、手前には地下に降りる階段があり、地下にお墓があるようです・・・ 調べて見ると・・・フュルステンベルク-シュタムハイム伯爵家の地下墓地でした。 この伯爵家とは? アナポリス教会との関係は? ちょっと興味が出てきたので、Webで少し調べて見ました。 コメント欄に続きます・・・
TR3 PG@
先ず、フュルステンベルク-シュタムハイム伯爵家とは何者か?ですが、どうも今のケルンを中心としたラインラント地方や今のドルトムントを中心としたヴェストファリア地方の最大地主の一族だったそうです。 住まいはケルンで、今のケルンのシュタムハイム一帯が一領地で、今は公園になっているシュタムハイム城に居た一族だそうです。 その大地主一族のお墓が何故このアポリナリス教会の敷地にあるのか? それはこのアポリナリス教会の歴史に深く関わっていることが分かりました。 少し前に今のアポリナリス教会の歴史として「18世紀末からのナポレオン戦争と宗教界の世俗化により19世紀初めに修道院が廃止され、その後教会が今の教会に建て替えられ、修道院もフランシスコ会が復活させたという歴史を辿っています。」と書きましたが、どうも19世紀初めに修道院が廃止された後にこの教会領域がフュルステンベルク-シュタムハイム伯爵家に売り渡されたようです。 ケルン大聖堂の修復なども含めて信仰心の厚い伯爵は、その後このアポリナリス教会の再建に尽力し、今の姿にした、ということのようです。 やはり古今東西、宗教と権力は大いに繋がっており、巨額な宗教施設の建設には大いに大金持ちが関わっていたのですね。
2021年06月20日00時21分