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季節が逆行するようですが、前作の一日前の写真です。 当地のフィールドは標高差があるので 山麓でフクジュソウが咲いても 山奥はまだこんなに雪があるんです。 でも、こんな雪の中でも春の兆しを感じることができるんですよ! ブナの木の根元を見ていただくと 幹の周りだけ雪が溶けてるのがお分かりいただけると思います。 「根開き」と呼ばれる現象で 春が近づき暖かな陽射しが降り注ぐようになると 幹が暖められて、こんなふうに周りの雪が溶けるんです。 何だか木肌の温もりを感じますよね!
昔、スキー場とかで見た事ある景色ですね。 なんで木の根元だけ雪が無いのか不思議でしたが、 そういう事ですか。 みんな生きてるんですね。 この爪痕も覚えておきます。(^_^;)
2021年03月11日19時43分
Bycoさん ありがとうございます^^ 根開きのメカニズムは、木肌が太陽光によって暖められることに加えて 木の根が地下水をくみ上げるので その地下水が樹皮の直下を流れる際に、雪を溶かすんだそうです。 太陽光によって暖められるだけなら、黒っぽい樹皮の樹の方が より多くの雪を溶かしそうなものですが 実際には写真のように白っぽい樹皮をしたブナが 他の樹木よりも大きな根開きを作るんです。 木にも体温があって、木の種類によっても体温が違う そう考えると面白いですね!
2021年03月11日20時16分
エミリーさん ありがとうございます^^ 真冬の間は次から次にどんどん積るので こういう穴は出来ないので、春が近づいてきた証拠なんですよ! 樹木は動かないけど、間違いなく生きているし 多くの生き物たちを支え 我々の暮らしをも支えているんです。 大切にしなくちゃと思いますよね!
2021年03月11日20時19分
asasさん ありがとうございます^^ これから根開きの穴が徐々に大きくなって やがて地表の土が露出して 少しずつ少しずつ春に近づいていきます。 木々も森も生きていて、たくさんの命の営みがある。 そんなふうに感じてもらえたら嬉しいです^^
2021年03月15日01時13分
nikkouiwana
ところで、一番手前の太いブナの幹をよく見ていただくと ツキノワグマの爪痕がたくさん付いてるのがお分かりいただけると思います。 雪面ギリギリから爪痕が付いてるので 何だか雪の中から這い上がってきてるかのように見えますが 実際には積雪1.5mほどあるんですよ! ここの森に棲むツキノワグマたちが目覚めるまで、あと1ヶ月弱 この雪が全部溶けるのは、ゴールデンウィークに入る頃になると思います。
2021年03月10日20時04分