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きこりん

久しぶりの日差し昨日だけで1mを超える積雪で、この時期の積雪量としては記録的らしいが、週間天気予報には今後も雪マークがついている＞＜遅い朝になって雪が降り止んだ隙間に除雪をしに外に出る。 ‐5℃とはいえ、日差しがあるので春のように温かく感じる。もう雪は、私の喉元を過ぎ、窪んだ場所では私をすっぽり埋めてなお、頭上10㎝ほどに雪面がある。これだけ雪が積もってしまうと、エゾシカといえど雪に行く手を阻まれ、子供であれば、翌年の春までそのまま雪に封じ込められることも珍しくない。野鳥の一部は、僅かな植物の種子などを求め、雪が少ない、あるいは雪のない地域まで移動し大きな群れとなる。ミヤマカケスのように群れることのない野鳥は、木々に僅かに残るナナカマドの実や、山ぶどう、ヤドリギの実などを求めて、日差しのある間だけ山間部の木々を渡り歩く。カラスの姿すら無くなった過疎地の山奥にはミヤマカケスの、決して美しくない声が響く。あと少し気温が上がれば、クマゲラやアカゲラの姿も見られるだろうし、シジュウカラやコガラ、ヒヨドリといった常連組も現れるだろう。この他にも、コゲラ、オオアカゲラ、ヤマゲラ、ヤマガラなど、大きく移動しない鳥たちも連日の雪が収束したころには姿を見られることだろう。

2020年12月16日13時12分

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