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お色直し

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    きこりん

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    普段使いのカップも、ちょっと色合いが飽きてきたので ついでにお色直ししてみた。 本来なら、一度本焼きしたものには釉薬が乗りにくいので 釉掛けして焼き直すということはあまりしない。 これは、表面がガラス化してしまったものに 石の粉や、植物の灰などで作った釉薬を塗っても、乾くとポロポロと落ちてしまい、焼いているうちにムラが出てしまうからだ。 しかし、この釉薬に「CMC」という「科学糊」を混ぜることにより 乾燥した釉薬が素地にへばりついて剥がれることを防いでくれる。 その昔は、「ふのり」が使われていた。 私の作る釉薬は予め、この「CMC」を釉薬に混ぜて調合してあるので 市販の陶器に自分の釉薬を塗って焼き直すことも可能になる。 さて今回は、もう何度焼いたかわからないほど 色んな釉薬を塗り重ねている普段使いのコーヒーカップに 新たな釉薬で焼き直してみた。 ブラウンやグリーンは以前の釉薬で 特にブラウンは、1200℃で溶けるように調合してあったので 今回の1230℃では、すっかり溶けて流れ、下に溜まっている。 新しい釉薬は、青と白で どちらも比較的に容易く色が出せる。 白は、福島長石、合成藁灰、合成土灰を調合し これに微量の酸化コバルトを合わせると青くなる。 釉薬で青を出すには「酸化コバルト」を使うしか方法がないが しいて言えば、白の釉薬に松灰を混ぜることで、青味がかった緑になるほか 炭酸バリウムとベンガラを少量使い、還元焼成することでも青味がかった半透明な釉薬となる。 また、銅を混ぜると、それが酸化銅であれ、硫酸銅であれ、酸化焼成では、中間にあるような緑色になる。 でもね 今回は、もともと濃い目の釉薬が乗っているので 繊細な色合いでは弱く、「青!」という濃い色にした。 これもまた、1230℃の酸化焼成で約8時間焼き上げた。

    2020年12月11日02時38分

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