ダム建設の資材運搬用に敷設された鉄道です。この線路を毎日何度も汽車が走っていたのでしょう。奥多摩湖の小河内ダム建設には、住民の強い反対がありました。東京の人口増加に伴い水源確保の為に選ばれた地が、ここ小河内村です。政府は半ば強引に住民を説き伏せ、ここにダムを建設しました。そして小河内村は湖底に消えました。当時の人々は、この汽車の音を、どんな思いで聞いていたのでしょうね。そうした人々のお陰で、現在私を含めた都民の暮らしは支えられています。この湖、大切にしなければいけませんね。

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