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大台ケ原では立ち枯れた樹木(トウヒ)が乾燥して白くなり、無数の骨のように見え『白骨林』と呼ばれています。半世紀前までは苔に覆われてうっそうとした緑の森だったのが、なぜこのような風景に変わったのか。大きな原因は1959年の伊勢湾台風による被害だそうです。台風の後、尾根周辺の樹木がなぎ倒されて地表に日光が当たるようになったために笹が繁殖しました。すると笹を主食とする鹿が増え、残った樹木の皮を剝いで食べることで木が枯れる被害が拡大したそうです。今では山一面を笹が覆うようになったそうです。
tuvain73さんへ 山登りは体力的にきついですが、近畿地方では大台ケ原と高野山の紅葉が早いので、行きました。『白骨林』は10年前にも見ましたが、目に見えて復活はしていないと思います。ここは熊もマムシも有名で、散策路以外は歩きません。
2020年10月18日15時26分
かもんチャン
駐車場(ビジターセンター)から約3.8km・80分程歩くと正木ヶ原から牛石ケ原にかけてこんな風景が続きます。森を再生させるため国も動き、新たに生えてきた若樹が鹿に食べられてしまわないように、樹木を護るための「防鹿柵」を設置しており、トウヒの若樹が顔を出していました。何十年も経てば、日本有数の原生林がその姿を取り戻す日が来ることを祈ります。奥に見えるのは三重県の熊野灘です。
2020年10月18日05時56分