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いつもの散歩道。 木陰の安らぎ。草叢の清涼感。山の端の青。空の白雲。テニスコートの声。 あまり人の通らないこの小さな道は私の束の間の天国だ。 ところがこの日の夕散歩は少し遅くなり、陽はすでに落ち、あたりは宵闇に沈んだ。 当然ながら、景色は夜になると表情を変える。月のない夜にはとくにだ。 昼間の楽しさはすべて暗転し、不気味、という言葉に代表されるようになる。 しかしベルの散歩だ。是非もなし。 *下につづく *ISO 65000。超高感度撮影試行中。
夜一人で歩くことはないのですが夜の雰囲気はよくわかりました。 ベルちゃんの様な素敵な家族もいないので私には無理かと思います。 ほんとうはもっと暗いのでしょうが高感度のカメラなので きりっと明るく見えるのですか。カメラのことはわかりません。
2020年08月29日20時27分
michyさん 少なくとも女性にはお勧めできません。男性にだって勧める気はありません。 私だって喜んで行きたいわけではありませんが、なにせ生きもののことです。真夜中に行くことだってあります。その中での心持ちを少し考えてみたのです。 高感度のよいところは、こんなに暗い中でも手持ちで撮影ができるということです。 SS1/5で撮っています。目で見えるよりも、いろいろなものが写っていますね。 なに、三脚を立てて長秒(1〜30秒)で撮れば抵感度でも同じことです。
2020年08月29日20時43分
おお、♪ tomo ♪さんはこんな風景、あまりこわくありませんか。 夜風が吹いて来た、とは剛胆だ。 草に覆われたこの道は、夕涼みにはあまり向いているとは思えません。 もっとも、この1週間後ぐらいに草刈りが行われ、すっきりした道に戻りはしました。 うれしいような、残念なような。私は草の道が好きなのです。少なくとも昼間は。
2020年08月29日23時09分
yoshi.s
*上からのつづき まだ少し残る空の薄明かりとテニスコートの夜間照明を頼りにそろそろと進む。 草に覆われた水溜りに注意をしなければならぬ。よくよく目を開けて足もとを見る。 そうして歩いているうちに不気味さが消えた。そして闇の中の微かな明るさの中に見え隠れする草花たちの夜の顔が見えて来た。 なんだ、昼間と同じじゃないか。いや、むしろ、闇の中の方がより安らぐ思いがする。昼間の明るく華やかなベールを脱いだ草花たちは、暗がりの中にありのままの姿でくつろいでいた。 暗闇が不気味と思うのは、よく見えないからだ。わずかなあかりでも目を凝らす努力をしさえすれば、暗闇には自然体の安らぎが横たわっていることに気づく。 予期せずに人の寝ているところを見れば、きっと不気味に思うだろう。しかしそれをよく眺めていれば、安らかな眠りを感じて、こちらの気持ちまで安らぐに違いない。 世の様々な出来ごとについてだって、同様のはずだ。 闇を怖れず、よくよく見てみよう。 私はこの夜の散歩が少し気に入った。
2020年08月29日18時03分