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雨上がり。 だいぶ降ったあとなので、いつになく大きな水溜りができた。 いつものアパートが水に映って二つになった。 いつものように夕日が差した。 ちょっと不思議な感じのする景色に見えた。 どこか見知らぬ土地にいるような気がした。この前を何十年も歩いているのに。 水溜りに入って行けば、そのままこの夕陽の当たる家に入って行けそうな気もする。 ちょっと行ってみようか。 「ぱぱ」。後ろから私を呼ぶ声が聞こえた。 「ああ、いまいくよ」 あたりは、見慣れたいつもの光景に戻った。
いずっちさん、HATTUさん 想像力の豊な、そして文才にも恵まれたお二方が、もう一つの世界に足を半分入れかかりましたね。わたしと同じように。 数限りなくあるだろうもう一つの人生の中に。
2020年06月05日11時36分
いずっち
このアパートには ほんと夕陽がよく似合う。 前に停めてる二台の車もおんなじで 日常は変わらないんだけれど あ?と思う事ありますね。 もし声を掛けられなくてこのまま行ってたらどうなってたんだろ。 いや もしかしてその声も過去の懐かしい声で、実はすでに足を踏み入れた世界 なんだろか。いろんな想像しちゃいます。見事な映り込みがあるから。
2020年06月05日08時42分