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梅の花は一輪でも絵になるが、貧しかった時代の家族のように身を寄せ合って咲くさまは、それはそれは微笑ましい。堅い蕾から少し開き加減の蕾、そして半開きの花、大きく開いた花々などがひとかたまりに咲いている姿は、さながら三世代同居の家族だ。 ところがそれに似合わないのが枝だ。ごつごつ、うねうねとしていて、まるで龍の背中のようだ。美しい、微笑ましいなどと言う安らぎの言葉の対極にありそうな姿だ。素敵、などとは脅されても言えない。 ところがその荒々しい枝にひとたび花が咲くと、様相はまるで一変する。 *つづく
はなてふ
あの枝にこの花だから味わい深いのかなぁ 葉の頃に実が生ると、様相はまた変わります
2020年03月01日15時26分