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東南アジアの方らしきカップル。その男性が僕の方に近づき「speak English?」と問いかけてきた。自信なさげに「a little」と答える僕。(写真を頼まれるかな)カメラを持ち、一人だから割と頼まれやすい。案の定彼は手に持っていた一眼レフを僕に差し出してきた。スマホやコンデジならまだしも僕のとは違うメーカー、使い方が良くわからない。正直言って他人の一眼レフは扱いたくない。困った顔をした僕を見て彼はポケットから小さな黒い箱を出した。目が笑っていない。(なんだ?)初めて警戒心が沸いてきた。(下に続く)
フィルム生活さん ふとしたご縁でお二人の重要な場面に立ち会えたことは、私にとっても忘れられない思い出となりました。この日はこの後、ずっとウキウキしてましたよ。
2020年01月11日15時06分
ドラマチックな場面に立ち会うことができましたネ、 頼んだ彼も おそらく誰でも良かったのでは無く 貴方から優しい何かがが出ていたので頼んだのでしょう・・・。
2020年01月11日15時31分
素敵なお話をありがとうございました。 こちらも嬉しくなります。 英語ができてよかったですね。(ほっ) こんな場合は、片言でも通じますね。 知らないカメラだから試写されたのは、感心します。 ことだまさまのお人柄を彷彿とさせます。 彼らにとって日本旅行の最高の思い出になるでしょう。
2020年01月11日16時10分
T-summerさん こんな大事な場面に記念写真を託されるなんて、光栄至極ですよね。良い仕事をすることができました。私は道を聞かれたり、記念写真をお願いされることがわりと良くあります。なので少なくとも邪悪そうには見えないのだろうと自惚れております。
2020年01月11日16時46分
旅鈴さん 実は英語ができるというほどでもなく、身振り手振り込みでなんとか道案内ができる程度であります。また、この方も母国語ではないでしょう。でも不思議なもので、お互いにコミュニケーションをとろうと必死になれば大体どうにかなりますよね。私はこういう場面であまり機転が利かない方なんですが、この時ばかりはどういうわけか冴えていました。
2020年01月11日18時56分
素敵な物語です。 実話でしょうけれども、掌編小説でもありますね。 画にもちゃんと登場人物が入っていて、彼女が涙を拭いています。 心温まる臨場感あふれる物語。 ぜひ写真掌編のタグもお付けになりませんか。掌編小説のことです。
2020年01月11日22時19分
yoshi.sさん 一週間言葉を練って書きました。説明欄の250文字制限内に前半を押し込めるのにはだいぶ苦労しまして。タグ付けのアドバイスありがとうございます。
2020年01月11日22時46分
出歩くと思いがけないことがたまにあるからやめられないんです。 ことだま大人がいたく気にいって、彼氏をほったらかしにして、鶯谷あたりで二人でしけ込んだという結末を期待したのですが、狂言綺語のようにはなりませんでした(笑) ☆冬枯れの庭にハグする二人かな
2020年01月12日12時59分
企迷羅鼠さん 俳句を添えていただき、ありがとうございます。おっしゃる通り、こんな出来事は全く予想もしていませんでしたね。面白いものです。 いやあ、あの彼氏の行動力の前では、私なぞお話にならないですよ(笑)
2020年01月12日13時28分
こんにちは。 新年早々、素敵な場面に遭遇されましたね。ことだまさんにとって今年は良いことがあるかと思います。カメラを持っていると必ず記念写真などで声をかけられる場合があります。でも今回のは 素晴らしいドラマチックな遭遇です。良いこと絶対ありますよ!
2020年01月13日15時19分
WINTER LOVERさん こんにちは。 私はPENTAXしか使ったことがないのに、CANONを渡されてさあ困った、だったのですが彼の真剣な眼差しにやられて、なんとか役目を果たすことができました。おっしゃる通り新年早々心弾む出来事に会えて本当に良かったです。
2020年01月13日16時20分
ことだま
(続く)彼女から見えないように小さな黒い箱を開けて見せる彼。箱にはエンゲージリングが入っていた。 全てを悟った僕は「OK」とだけ言って、一眼レフを受け取り数枚試写、手早く感じをつかんで「Let's go」。普通にニコニコこちらを見ていた彼女に向って歩き出す彼、位置を決めてカメラを構える僕。彼は彼女に二言三言話しかけてから小さな黒い箱を開けて見せた。 両手を口に当て声を抑える彼女の両目からはボロボロ涙がこぼれる。どうやら成功したらしい。抱擁する二人を少し離れた位置から何枚も撮る。立ったり座ったり、時には縦にして。ひとしきり撮ったら邪魔者は退散するために彼にカメラを返して握手「Congratulations」。彼女にも祝福したらハグしてもらえた。 カメラを持っていると良いことに出会えるもんだなと思いながらその場を離れたが、せっかくの感動的な思い出を残そうと、遠目から庭園の景色の隅に二人を入れて撮ってみた一枚。冬枯れの木の枝が二人に喝采を送っている。
2020年01月11日14時01分