近づいてみる。 美しさはさらに増す。 見ているうちに次第に粗の見えて来るものは多いけれども、この滝は逆だ。 いくつもの岩肌を撫でながら滑り落ちて来る、薄いベールのような姿は、十字架の前の花嫁のそれを思わせる。 儚げでもあり力強くもある。 Jet lag を残す身体に力が湧いて来るのを感じた。 森の女王との短い永遠の時を遊んだ私は、また落葉を踏みながら森を出た。

コメント2件

annshii46

しばし滝との対峙、スケールの大きな自然に圧倒される感じかなぁ マイナスイオンでパワーがみなぎりそう(#^.^#)

2019年06月09日22時47分

yoshi.s

annshii46さん とても優しい滝で、圧倒はされませんでした。むしろ優しく招き入れられた、の感がありました。 知る人ぞ知る、といった場所です。森の中にここだけが開けて、彼女がいるのです。 森の女王と言ってもよし、貴夫人と言ってもよし、の風格でした。

2019年06月10日10時55分

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