大のお気に入りの仏像ですので昨日に引き続きアップしますね。また語りますので、お暇ならコメント欄ご覧下さい(笑)

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仏女55

日本の仏像界の二大イケメンと言えば奈良東福寺の阿修羅像とこちら京都東寺の帝釈天像です。平安時代後期の作です。頭部のみ後から体に合わせて作りなおされたようですが、国宝となっております。像高は1.1mと低いのですが、白象に乗っていますので奥行があり大きくみえます。ちょっとややこしいのですが（実は私もよくわかってない）、仏教にも色々宗派があります。東寺建立は空海です。空海と言えば密教、密教と言えば曼陀羅。曼陀羅には密教の様々な神がどう関係しあってこの世界が出来ているのか表すものです。そして、その様々な神々は仏教より昔からあるヒンドゥー教と繋がりがあったりします。この帝釈天はそのヒンドゥーの神の一人インドラで、これまた色々あって仏教に帰依して帝釈天となりました。解釈が色々有りすぎて、少しばかりしか仏像界をかじっていない私には到底説明が出来ないのですがこの帝釈天、インドラの時は大分おいたが過ぎていたようです。それを釈迦に悟され帰依にいたったとかなんとか……。絶大な神としての力がありながらなんとも人間くさいエピソードだったりします。仏像を見るうえでそれらの逸話を少し知ってたりすると見方もかわってきたりします。そこが面白いところだなと思います。私は宗教家ではありませんし、熱心な仏教信者でもありません。どの宗教も否定もしません。宗教とは人間の良心や道徳心を保つためのものだというふうに思っています。なのでこれからも機会があればよい仏像達に会いに行きたいと思います。語りました。私のオタク趣味にお付き合いくださりありがとうございました(笑)

2019年05月31日08時49分