いつもその腕を大きく広げて公園を見守るこぶし。 いつの間にか、訪れる人のよりどころになっている。 普段は気づかなくとも、花の季節になるとそれがよく分かる。 公園の外にいたって、目はこぶしの花に行くのだから。 そんなこぶしを近くでずっと見ている若いこぶしがある。 そしてこの季節になると、こぶしと同様に素敵な花を開かせる。 こぶしよ。あなたのすべてはこの若いこぶしに伝わっている。 たとえあなたが朽ちても、あなたは再び生きるだろう。若いこぶしの中で。 ＊下につづく

コメント3件

yoshi.s

＊つづき 　でも、あなたはまだこれからもその腕を広げ続けるだろう。 人々があなたを必要としているし、なによりも、あなた自身がそうしたいと思っているのだから。

2019年04月06日21時24分

旅鈴

まだ幹は細くとも、まだ花は少なくとも、 彼はすでにこの公園の仲間。 先輩のことを尊敬しながら、今年も花を咲かせています。

2019年04月07日15時15分

yoshi.s

旅鈴さんは、私と同じぐらいこの公園を知っていますね。

2019年04月07日22時45分

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