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梅は、春のまだ寒いうちに咲く花もよし、微かに匂う香りも良し。 しかし何と言っても見るべきは、その枝振りだ。 どうしてそんなにうねうねと曲がりくねらなければならないのかと思うほどに曲がっている。理由は知らないが、眺めるのは好きだ。 幹がくねった梅の木は、尾形光琳の紅梅白梅図でつとに有名だが、小枝のくねったのもまた良い。これを梅が枝(え)という。源氏物語の巻名にもある。梅の枝は昔から愛でる対象だったのだ。 この画の枝は私の気に入りで、毎年撮って飽きない。 ご覧下さる写友諸氏にはご辛抱願いたい
ジョニー森永
梅の細い腕を空に伸ばして何かを静かに主張しようとする枝ぶり 素適です。
2019年03月02日10時46分