チャセンシダ属イワトラノオチャセンシダ属コタニワタリ

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きこりん

苔と羊歯雪が降る前に、展示していた売れ残りの陶器の器に寄せ植えした苔と羊歯。そのどれもが特別珍しいものではないが、裏山ルートから月光池に通う際に採取し集めたもの。いずれも乾燥が苦手なので、それぞれにスーパーの透明なビニール袋を被せて水分の蒸発を防いでいる。一般的な観葉植物のように太陽光を多く必要としないため、乾燥を防ぐことさえできれば育成は容易い。熱帯魚用の水槽などがあれば、水槽内に直接土を入れ、ガラス蓋をすることでも育成が可能で、観賞価値も高くなる。また、成長度合いもとても緩やかなので、トリミングや植え替えの手間もかからず、水分さえ切らさなければ肥料すらいらない。コケやシダの類はネットショップなどでも購入可能で種類も豊富だが、裏山で自然採取したものだけに愛着がある。太陽に当てず、室内灯だけで生育すると「もっと光を！」とばかりに立ちあがったり、伸長したりする。反対に、太陽光をたっぷり当てると、土を這うようになる。さすがに凍結するほどの寒さでは、枯れてきたり、茶色くなってしまうが、それでも根は生きているので、乾燥さえさせなければ、暖かくなると新芽が出てくる。真冬の北海道でも室内であれば、凍結することもなく、乾燥を防ぐことで、ずっと緑を楽しむことができる。北海道の冬は白一色となるので、水槽に苔と羊歯を配して、植物の緑を楽しむのもいいだろう。

2019年01月10日13時04分

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