ことだま ファン登録
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花に止まった小さな可愛らしい蝶。望遠を持たない私は蝶を撮れるチャンスはそう多くないので、そおっと近寄りピントを合わせる。と、その時ファインダーの中で緑色の茎がこそっと動いた。なんとそれは大きなカマキリだった。蝶に向かってじわりじわりと近づいている。あと少しで大きな鎌の射程に入るだろう。 どうする?かわいそうな蝶を逃がす? (下に続く)
う〜ん、 大人ですね。私は、駄目です。 蝶に味方してしまいます。 蜘蛛の巣にかかっていた蝶を、逃した事もあります。 余計なことをして、と蜘蛛に恨まれていることでしょう。 こういう体験を、素敵な掌編エッセイになさいましたね。 ことだま様のお人柄が、うかがわれます。
2018年11月06日14時49分
maruko555さん (他人に強要する気は全くございませんが)私自身は被写体に触れない原理主義者でありまして、石ころ一つといえども動かさないと決めております。また、カマキリも鳥から見れば蝶よりも遥かに捕まえやすい獲物ですしね。
2018年11月06日19時37分
旅鈴さん そのお気持ちもすごく良くわかりますよ。多分これを見守れる私の方がヒネている気もします。この場面での私の場合は、かくあるべしという行動をきめるに至らなかったゆえ、静観したのかもしれません。
2018年11月06日20時44分
ことだま
(続き) しかし何もしないで見守ることにした。カマキリは大きさから言ってメスだろう。お腹には子供を宿しているかもしれぬ。そうでなくとも双方ともに命を懸けた営みに私が手を出すべきではない、そう考えたからだ。 結局、蝶はカマキリに気づかぬまま少し先の花へと移っていき、カマキリは万事休す。私は、これも運命のあやだなと悟ったような気になって花壇を後にした。
2018年11月05日20時28分