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風は秋色

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    きこりん

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    風は秋色 季節は足早に通り過ぎ、今まさに秋から冬へとシフトし始めている。 放棄地の藪の中で雑草に埋もれて萎縮し、消えてなくなりそうになっていたものを救出し 庭に移植しておいた数株が、それぞれに大きく育ち、たくさんの花をつけてくれた今夏。 日照りが続き、一か月近くも雨が降らなかった晩春から初夏には、どの植物も萎れてしまうほどで、植えつけたばかりの畑の野菜などは育成不良となっていた。 漸く雨が降ると、今度はいつまでも降りやまず 屋根の上に水溜りができるほどの勢いだったので、家の中では雨漏りがしていた。 野菜畑の畝は水溜りの中に水没し、今年の不況を暗示し始めた。 そんな長雨の中で、とりわけ喜んでいたのがアジサイだった。 日照り続きで萎縮し、いつまでも花芽を付けずにいたのだが、この長雨の中で生き生きとし、枯れてしまったと思っていた枝からも次々と葉が伸び始め、あちらこちらに花芽が付き始めた。 季節は既に7月となり、その頃になってようやく花が咲き始めた。 8月になっても新たな花が次々と咲き、お盆を迎えるころには満開となっていた。 春のイメージが強いアジサイだが、俳句での季語は「夏」ということなので、北海道ではお盆前後でも間違っていないようだ。 花の色が変わることから、花言葉は「移り気」というのがあるが、「辛抱強い愛情」「一家団欒、家族の結びつき」というポジティブなものもあり、願わくば、後者を選択したいものだ。 さて、9月ともなると、桜やシラカバなどの広葉樹は赤や黄色の紅葉が見られ始め、予想以上に花をつけたアジサイたちも「秋色アジサイ」となりはじめた。 どの株の葉もまだまだ青々としており、本格的な秋色とはなっていないものの、淡いパステルのアンティークカラーも趣がある。 今年は剪定をせず、このままドライフラワーとなって春を迎えてもらおうと思う。 そうそう、花のお礼として、まだ肥料分の残っている野菜畑の土を根元に入れてあげよう。

    2018年09月13日23時04分

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