yoshi.s
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「菊芋には何か重大な秘密があるようだ」という噂は、野原の虫たちの間に瞬く間に広がった。 「その秘密は花の中に隠されているようで、それを手に入れれば、手に入れた者もその恩恵を受けることになる」という尾ひれに虫たちは色めき立った。とくに翅を持つ虫たちの興奮は頂点に達した。菊芋は背が高く、普通の虫たちでは花に行き着くまでに振り落とされてしまうかも知れないからだ。 飛ぶ虫たちは先を争って菊芋に殺到したが、菊芋は風を頼んで大きく首を振った。 そんなに来られては花が傷ついてしまう。 *次回につづく
う~ん、どんな秘密だろう。 黄色い花はビタミンカラーって言うんですってね。 でも今更ビタミン云々ではないでしょうし。 イ○リ○の事でもないでしょうし。 もっとロマンテイックな何かが隠されているのかも。 楽しみに続きを待っています。
2018年09月11日03時13分
旅鈴さん 今回はね、一回がホントに小掌編。 制限255文字内に収められるように努めています。訓練です。 乞うご期待。 ところで、イ◯リ◯って何ですか。 そちらの方が気になります。
2018年09月11日15時58分
yoshi.s様、 イヌリンですよ。 菊芋に含まれるって、お聞きになったことはありませんか。 隣のおばさんが口癖のように、 「これにはイヌリンが含まれているのよ、インシュリンじゃないのよ。」 と言っていたので覚えています。
2018年09月11日23時13分
旅鈴さん イヌリン、知りませんでした。 wikipediaで調べたところ、すごい効能の果糖類ではありませんか。 そのイヌリンを含む食物の筆頭が菊芋とのこと。 それを知っていれば、物語の展開も変わったかもしれません。残念。 でも良いことをお教え下さいました。
2018年09月11日23時30分
写楽旅人
いつもながら美しい描写! 虫たちはまだ花にたどり着いていないのですね。
2018年09月10日09時09分