橋を渡してあるところがアリーナ。床は木の板で作られていた。 その上に土と砂が敷かれていた。砂は血を吸収するためだった。 その下は地下の楽屋で、剣闘士たちや動物たちが控えていた。それぞれの通り道もあった。 動物たちは、人力のエレヴェーターでアリーナに登場した。 プロレスやプロボクシングなどの、現代の格闘技の試合とほとんど同じだ。 2000年も前のテレビも映画もない時代だ。剣闘士対剣闘士、剣闘士対ライオン、剣闘士対他の猛獣。観客の興奮は想像に難くない。

コメント9件

ことだま

コロッセオに大浴場、市民に与える娯楽がローマ帝国統治の秘訣だったと本で読んだことがあります。征服した先でもこれを造ることで被征服者達にローマ統治を納得させていたのだとか。

2018年07月20日23時00分

michy

あの美しい女性が描かれたコロッセオの絵を希望したら 思いがけず内側の様子まで見せて頂きました。 信じられない2000年前の構造。yoshi.sさまの解説で 当時の人々の興奮が伝わってきました。

2018年07月21日07時43分

yoshi.s

ことだまさん そうですね。いつの時代でも為政者は民衆の憤まんのガス抜きを試みるものです。 これは成功例でしょうね。

2018年07月21日16時34分

かいちゃんパパ（休憩中）

素敵な旅行の写真ですね。 旅と写真いい組み合わせですよね。

2018年07月21日23時49分

ジョニー森永

現場で上に登っていくときの高揚感、下を眺めたときの衝撃と 回る想像。　人間というものは残忍なことをやめられない動物ですね。 それにしてもかつての壮大さに驚愕です。

2018年07月22日11時29分

yoshi.s

かいちゃんパパさん 10数年も前のことです。旅行写真にすぎませんが、見ていると記憶がよみがえります。 写真の大きな効用ですね。

2018年07月22日18時25分

yoshi.s

ジョニー森永さん 剣闘士たちは、ほぼ敗戦国の奴隷。成績を挙げるとローマ市民になれたのだそうです。必死ですね。それにしても猛獣たち、殺されるためだけにアフリカ辺りから連れて来られたのですね。 そしてなによりも、普通の市民がこの殺戮を喜んだのです。 すべての問題は、われわれ普通の人間の心にあるのですね。

2018年07月22日18時32分

キンボウ

ほんと凄いものですね〜〜 僕がここを見たのは１９７１年頃でしたかね＾＾ ドイツから車で来てあまりにも嬉しかったのでこの周りを何周も車で走りました＾＾

2018年07月22日20時31分

yoshi.s

1971年？　キンボウさんは、いったい何年ヨーロッパにいるのです？

2018年07月22日22時38分

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