その３男は肩を落とす。見つめ続けても女は振り向いてくれない。どれだけ待てば良いのだろうか、いつになったらこの恋は実るのだろうか。梅の香りだけが、また今年も男を慰める。（終わり）

コメント5件

旅鈴

ブラボー！素晴らしい！男とか女とか、突き放した表現が、よけいに笑いを誘います。コミカルで楽しいです。

2018年01月31日07時48分

yoshi.s

ブラボー！出だしがいいですねえ。硬派な文章にコミカルな内容。フーテンの寅を思わせるペーソスと滑稽さ。最後の一行で読者は少し救われます。うまい！写真としても、１と３は同じものなのに正反対の意味を与えたところが秀逸です。また実際にそのように思えます。作者の目の力を感じます。ことだまさん、ぜひ写真掌編のタグも。

2018年01月31日10時31分

旅鈴

やはりyoshi.s様は、褒め方がお上手です。詳細に評価していただくと、やる気も倍増します。私も思ったことは同じですが、表現力不足です。(反省)

2018年01月31日15時02分

ことだま

旅鈴さんありがとうございます。ウケていただいて、大変うれしいです。なにしろこの一週間、通勤途上でずっと頭の中で文章を考えておりましたもので。色々考えて、結局シンプルな文章になりましたけれども。さて、また新しいネタを仕入れに出かけなければ。

2018年01月31日19時42分

ことだま

yoshi.sさんお褒めいただき、光栄です。大変励みになります。この雄虎、正面の写真ではちょっと卑屈で媚びるような笑顔に見えましたが、この角度ではガックシ・・・という風に見えたので、このようなストーリーにしてみました。また、このストーリーの中では毘沙門様だの寅年だの雄雌が対になってるだのの説明を省きたかったので、前座として先の一対に登場させた次第であります。

2018年01月31日19時44分

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