yoshi.s ファン登録
J
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「おいおい、芝桜、そんなに中に入ってくるなよ」 「けちねえ。少しぐらいいいでしょう」 「おれにはおれの仕事があるんだ。邪魔するなよ」 「わたしだって、のども乾いているし、お腹もすいているのよ」 「そっちで飲めよ。きのう雨が降っただろう?土の栄養だってまだあるじゃねえか」 「あなたのところには栄養がたっぷりありそうじゃない。少し分けてよ」 「しょうがねえなあ。じゃあ少しだけだぞ。親方に知られるとまずいんだ」 *下につづく
スノーフレークさんが終わってしまって今は芝桜さんの季節ですね。 楽しいお話をありがとうございました。 側溝さん、江戸っ子ですね、気前がいいですよ。 どぶと側溝の違いの部分と、最後の行、笑ってしまいました。
2017年05月07日04時28分
旅鈴さん そりゃあそうだ、おいらが気前がよくなくって誰がいいってんだ。 ああ、話はもう終わっていましたね。失礼しました。 笑いを届けられたようで、おいらも嬉しいってもんよ。 ・・あ、失礼。
2017年05月15日10時58分
yoshi.s
*つづき 「ありがとう。それでこそどぶだわ」 「おい、どぶじゃねえぞ。側溝だ」 「あら、ごめんなさい。どう違うの?」 「う〜ん、まあ、プライドの問題かな」 「どちらでもいいわ。美味しそう。とにかくありがとう、側溝さん!」 「まあ、お役にたててうれしいよ」 芝桜がここに当分居座ることになるとは、側溝はまだ気づいていなかった。 *おしまい
2017年05月06日23時51分