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(6) 「どうしようか。玲子と笑美子がまだ来ないが、始めようか」 「二人は来るのかな?・・誰か知ってるか?」 みんな首を横に振った。 「今日のことを憶えているかどうかも分からない」 「いや、玲子と笑美子のことだ。必ず来るよ。二人ともこんなことが人一倍好きだったもの」 「そうだな。でも始めていよう。そのうち来るよ。待ってーってな」 「そうだな。始めないと始まらない。始めて待っていよう。みんな弁当は持って来たよな?」 「ああ、忘れないよ。それを楽しみにして来たんだ」 *下につづく
いようー、待ってました お二人さん!やっぱり女性は待たせるのかな。とはいえ、あまり遅れてもいないようですね。乾杯に間に合ったのですから。始めないと始まらない、まさにその通りです。即興の俳句もさすが。これで全員そろいました。どんな句会が始まるか、楽しみです。
2017年04月21日23時48分
旅鈴さん いようー、もう来ましたか。 今の今まで手直しをしていましたが、もう終わりました。ナイスタイミングです。 楽しみにして頂いて、ますますやる気が出ました。
2017年04月22日00時09分
いよいよ始まりましたね、即興の乾杯の句も素敵ですね。 女性2人の花も添えられ、つづきが超楽しみです(*´∀`*) タクマーさんもいい味出してる(*´∀`*)
2017年04月22日00時21分
玲子さんと絵美子さんが登場してほっとしました。 吉夫さんが用意してくれた青いビニールシートではない 「ござ」という言葉に温かみを感じます。 10年の歳月を越えてあっという間に心が通じ どんな会になるのでしょうか。楽しみです!
2017年04月22日07時48分
michyさん 句会になるでしょうから、ここは茣蓙でしょう。吉夫の用意したござは、もちろんい草の本物です。 花見などと粋なことをするのにブルーシートはいけません。ビニール製でもいいから茣蓙にしましょう。
2017年04月22日12時53分
yoshi.s
*つづき 「車座に座ろう」 そう言って僕は用意したござを敷いた。 「むかし通りだなあ。句会だあ」と拓真が手伝いながら言った。 「まずは乾杯だ。車は置いて帰るんだぞ」と、拓真がみんなにプラスチックのグラスを渡した。 拓真がワインを開けて、みんなに注いだ。 「おい、吉夫、乾杯の音頭はお前だ。ただし余計なことは言うなよ」と真一が言う。 僕は苦笑しながら立った。 「じゃあ乾杯の音頭をとるよ」 「十年は、一夜((ひとよ)の夢か、花の下。・・では、乾杯!」 「おう、即興か?さすがだな。かんぱーい!」 「ちょっと待ったー!」 みんなの視線が声の方に向いた。 玲子と笑美子が走ってくる。 *次の桜写真につづく
2017年04月21日23時41分