yoshi.s ファン登録
J
B
(5) 「そうだよな。俳句クラブなのにカメラ持ってこいって言われたんだよな」順一郎が割って入った。 「ありゃあ拓真のアイディアだ。写真を撮って俳句をひねる。俳句を作って写真を撮る。おれはそれが面白かったんだよ。おかげでおれは今でもレンズ沼に浸りっぱなしだ」と、真一がぼやいたので、みんなが大笑いした。 *下につづく
10年立って、皆大人になって、それぞれ仕事をがんばっている様子。俳句クラブはそれぞれに何らかの影響を及ぼしたのですね。それにしても女性軍、いつ来るのでしょう。待ち遠しい。
2017年04月21日22時24分
10年経って集まるというのは若いときはそれぞれに見事に 立派になられて会うのがどんなに楽しみなことでしょう。 私達はいつ会えなくなるかも分からないので、ここ10年ほど 毎年クラス会をしています。
2017年04月21日23時09分
旅鈴さん 10年前の申し合わせを、皆んながみんな憶えていて、実行したとしたら、なかなかのことです。 この話は、そこがミソです。2人の女性は間もなく登場します。乞うご期待。
2017年04月22日01時21分
michyさん その通りですね。 若いときに、10年後の約束をするのは、気が遠くなるほど先の話しです。しかし、もしそんな約束を本気でしたら、それを目標に、つまり、それなりになって会いたいと思うことでしょう。大いに人生の励みになるでしょうね。そんな友だちって、どうやったらできるのでしょう。
2017年04月22日01時28分
annshiiさん 同窓会をやりましたか。企画をされたのですか。 どんなことでも、だれかが始めないと始まらないのです。 やろう、という人が一人でもいると、関わるみんながその恩恵を受けます。 喜びの波紋は広がって、やがて自分をも潤します。 人生、そのようにありたいものですね。
2017年04月22日01時35分
yoshi.s
*つづき 「真一はそれが商売なんだよ」拓真が解説した。 「真一はニュースジャパン社の写真部に勤めているんだ」 「おお、それはぴったりじゃないか。どちらかと言えば、俳句より写真の方が好きだったものな」。順一郎がからかい気味に言った。 「おい、吉夫の前で言うなよ」。真一が吉夫の方を見ながら言ったので、また笑い声が上がった。 *次の桜掲載に続く
2017年04月20日23時47分