駒形橋から撮った下流の厩橋。拡大すると、その奥に浅草橋駅(右岸)と両国駅(左岸)をつなぐJR総武線が渡河しているのが見えます。厩橋が架けられたのは明治4年ですが、元禄時代から御厩(おんまい)の渡しがあり、明暦の大火以降は「三途の渡し」とも呼ばれました。というのも、明暦の大火で堀溝に斃れた無縁の骸骨の山をここから船で回向院に運んだからだそうです。そして東京大空襲(3時間で死者行方不明者10万人以上)で生き地獄のような業火に焼かれた人々の累々たる死体が隅田川を埋めたのは、まだ私の父の世代の話です。

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たま407

東京大空襲始め60都市の焦土化作戦や原爆投下を指揮した“皆殺しのルメイ”ことカーチス・ルメイは、戦後、航空自衛隊育成の功績で勲一等旭日大綬章を授与されています。一番驚いたのはルメイだったんじゃないでしょうか。先日NHKプレミアムの『映像の世紀』で取り上げたキューバ危機で、戦争か和平かで窮地に立ったケネディ大統領を、「広島型原爆60万発でソ連をすぐに攻撃すべきだ。先に叩かないとあなたの将来もなくなるぞ」と空軍参謀総長のルメイが恫喝し、「今何と言った」とケネディ大統領が怒りを押し殺してたしなめる緊迫した会話の録音テープが公開されていました。さらに、ベトナム戦争でルメイの主張する北爆を却下したケネディ大統領が暗殺され、ジョンソン大統領になってから北爆が開始されました。産軍複合体(＋CIA、マフィア)がコントロールできないケネディ大統領を暗殺したのは明らかですね。なぜ文民が軍人をコントロールしなければいけないのか、先の録音テープで納得できました。

2017年03月27日06時42分

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