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散歩公園の木々の間に月が昇りました。満月です。 ベートーベンのピアノソナタ『月光』が聞こえてきそうです。 *コメント欄に写真掌編(掌編小説)。
久しぶりに「月光」を第3楽章まで聞きました。 この月光のお写真と掌編小説の中の老写真家の おかれている雰囲気が第1楽章にぴったりで 引き込まれるように拝読しました。 永遠の眠りに誘い込まれていく様子を思い浮かべました。
2017年03月16日17時13分
michyさん 月光全楽章をお聴きになりましたか。 月光のイメージはやはり第1楽章ですね。 嬉しいコメントを頂き、励みになります。 写真掌編の試みは始まったばかりです。 ninjinさんとも語らって、これを育てて行きたいと思っています。 また懲りずにご笑読下さい。
2017年03月17日00時15分
初めまして! ジャズ馬鹿ですのでクラッシックは分からないですが 写真の素晴らしさは分かります・・・ポエムのある作品で見事です! 遅くなりましたが、たくさんのお気に入りありがとうございます!
2017年03月18日10時38分
LOVE J&Pさん ようこそ。 Jazz & Pops 好きさんですか。同好の士ですね。 素晴らしい作品をたくさん拝見しました。 これからもよろしくお願いします。
2017年03月18日13時15分
yoshi.s
老いた写真家は間もなくその生を終えようとしていた。 湖のほとりにある音楽堂のすぐ近くに、彼の建てた小さな山小屋がある。 2年前に妻を送ってからは独りでこの小屋に住んでいた。 座った揺り椅子が、世界を巡り歩いた老写真家のこの世での最後の場所になるだろう。 音楽堂では先ほどまで夜のコンサートが開かれていたようだが、いまは静まった。 窓から湖が見える。 彼の目に月の光に輝くさざ波が映っていた。 誰かが名残りを惜しんでいるのだろうか、かすかにピアノ曲が聞こえてきた。 老写真家はつぶやいた。 「月光か・・」 ソナタの第1楽章が糸を引くように終わったとき、写真家は人生の最後の一枚を撮り終えたようだ。
2017年03月16日16時00分