山の中の直線区間、この先にある勾配に備え、手前でドレインコックを開けて絶気運転のときにシリンダーにたまった水を追い出し、火室に投炭し、インジェクターでボイラーに給水をしたところ。 新しい石炭がガス化して黒煙が上がり、キャブ(運転席)下の蒸気を切って給水が終了したインジェクター(蒸気給水器)から水が落ちている。機関助手には、とても忙しい時間帯で助手席には人がいない。 機関車は私の横を通り過ぎるころには、力行を開始し煙突からの煙は更に高く上がる。 ※参考　作品名「山間を抜けて」は当地点より約200m先

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