1986kiki ファン登録
J
B
私には顔がない。 むしろ顔を必要としていないと言った方が正しいのかもしれない。 日々、同じことを繰り返すだけの機械のような存在だ。 何も考えることは無い。何も感じることもない。 疎外感もなければ、孤独感もない。 言葉でさえ私の世界では不要なものだ。 存在なんてものに何の価値も見いだせない。 何故、人々が自分の存在を誇示するために時に傷つけあうのか 私にはまったく理解もできなければ興味すら無い。 それが、私だ。 でも、時々背中に感じる何かが私を動揺させる。 まあ、大したことではないのだが。