ひなげし、ポピー、またはコクリコとも呼ばれます。 垓下の戦いで敗れ進退窮まったた項羽は、「虞や虞や汝をいかんせん」と嘆じました。虞は項羽の足手まといにならないために自ら命を絶ったが、その墓には真っ赤なヒナゲシの花が一面に咲いたそうです。虞美人草の名の由来です。 夏目漱石の小説の題名としても有名ですね。

コメント2件

ninjin

雛芥子、雛罌粟、シャーレイポピー ・・・そして虞美人草 いかに世界中の人々に愛されているかその別名の多さに驚か されます。 しかし撮影者にとっては「虞美人草」という名がもっとも この花にはふさわしいと思えるのでしょうね。 「虞」・・・良くないことが起こる恐れという名を持つ 佳人はやはり薄命であった、しかし死後の彼女の周りに 咲く花はどこか底抜けに明るいように見えるのがせめてもの 慰めですね。

2015年05月22日17時58分

yoshi.s

ninjinさん だいぶ遅まきの返信で恐縮です。 １０数年前、南イタリアに旅した時、中世の城郭都市を見下ろす丘にこの花が一面に咲いていたのを鮮明に覚えています。この花は私にとって、なにか古い時代の物語とオーバーラップするところがあるように思います。

2015年07月06日10時25分

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