usako
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ひとひらの桜
J
B
人と写真をつなぐ場所
過ぎゆく春 ともに 過ごした仲間たちが 時に 風にあおられ 時に 雨にうたれ この場所を 散り去ってゆく 桜の樹の下 私は いつまでも 悲しみが止まらない 次の春が巡っても その次の春が巡っても そこに あなたは いないのです それでも ひとひらが 風に舞う度に あなたを探す 私です
婆凡
えつお
onomi
山が好き
usako
＜追伸＞ 知り合いには 戦争体験者が多くいます 彼らの話を 拝聴するたびに いとおしい人々との別れが どんなにか お辛いものであったか… いえ、戦後７０年という 歳月が経っても 辛さは 彼らの記憶のなかで 今もなお 脈を打っていることが 伝わってきます キャプションは 「サワダさん」のお話を ヒントに、書いたものです
2015年05月17日10時24分