G7X試し撮り。 HDRもスムーズです。自然な感じが好感! 女性のポーズも最高でした。

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講評者：戸澤裕司（日本写真学院講師） 講評カテゴリ：ドキュメンタリー

初夏の天気の良いある日といった風情、どこか観光地の日本庭園の池のほとりで記念撮影をしている３人。写されているのは壮年男性とその父親であろうご老人の男性、顔もそっくりできっと親子に違いない。問題は写す方の役割の女性、この女性が思い切りお尻を突き出した姿勢で大きなタブレットに自分の顔をぴったりくっつけて撮影しているところだ。非常にユニークな場面に遭遇されてすかさずそのシーンを撮影された作者の人間観察眼は良かった。ただこれでは風景が撮りたかったのかこの記念写真の様子を撮りたかったのか曖昧な距離感であるところが残念だ。どうせならもっとこの人物達に寄った方が良かっただろう。なにかことが起こりそうな予感はあったはずで、だからこそ、ここに写真は撮れている。とすればもっと前もって予感に忠実にこの人物達に近寄って於けばよかったかもしれない。決定的瞬間は実はそんな自分の感や予見の力を鍛えておくことも大事である。