奥鐘橋から見た黒部川本流の上流側です。 正面が黒部峡谷鉄道の最終駅欅平駅で、その下が黒部川第三発電所、奥が新黒部川第三発電所です。 日本電力が昭和11年にこの上流で仙人谷ダムの建設を開始し、昭和15年にその水を利用して発電を開始しました。 戦前の国家総動員法の下に行われた難工事で、摂氏166℃にも達する高熱の岩盤をくり抜いてのトンネル（高熱隧道）工事を経て完成されたものです。 急峻な山肌にへばりつくような欅平駅ですが、軌道はさらに上流へ伸びており、高熱隧道を経てあの黒四ダムへと繋がっています。

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