日々の残飯 ファン登録
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我が家にあるカメラでもっとも古いカメラといえば、ドイツのツァイス・イコン社が1928年に発売したボックス・テンゴール(Box Tengor 54/2)という、ボックスカメラ。箱の中にブローニーフィルムを入れて、シャッターを切れば写るという、単純明快で原初的な仕組みのカメラ。 我が家にやって来たときは、埃だらけで拭いても拭いても真っ黒。きっと、長いこと人に使われることもなく垢を溜めて、それでもめぐりめぐって僕の手元にやってきたのだから、クラシックカメラは面白いものだと感じてしまう。