東日本大震災、発災後、私は岩手・宮城各所のいくつかの被災地を巡り、 秋頃から翌年の3月末日まで、石巻の牡鹿半島にてボランティアセンターのスタッフとして滞在していました。 私は被災地の写真を撮ることを自らに禁じていました。 作業に来たのであって、写真を撮りに来たのではなかったからです。 石巻の沿岸部を通るたび、遠くから眺めていた門脇小学校。 再来した2012年12月、初めてその校庭に足を踏み入れ、カメラを向けました。

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Sunny (高野晃)

存在感はストーリーとともに、さらに大きなものとなって、 ここで起こった惨状を知るものにとっては、その惨状のあまりの大きさに、 撮ることにすら抵抗を感じる被写体なのですが、 ゆえに語るものは大きく、そういった意味でも忘れてはならない建築物、被写体です。

2013年07月03日05時41分

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