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仰る様に痛々しい仏像ですね。まるで生身の人間がそこに居られるかのようです。数奇な運命がよりその様な風体に変化させたのでしょう。人間そのものを描写した以上の人間性を感じさせられました。素晴らしい切りとり、流石です。
2013年05月13日04時14分
なるほど、確かに傷がありますね。 この角度からだと確かに表情にも憂いを感じますね^^ 観光資料では分からないことです。 それを見つけて写真で表現されるなんて素晴らしいです!
2013年05月13日07時56分
素晴らしい作品ですね〜 美しい光の採り入れ方に魅入ってしまいます。 仏像鑑賞は大好きなのですが、未だに写真に撮ったことがありません。いつかは是非チャレンジして見たい分野で、とても参考になる描写です。
2013年05月13日11時28分
正面からも見たくて、ちょっと調べてみました、頭頂右側と左耳が欠けているのですね、 上手く傷付いたところを隠した絶妙なアングルで有る事が分かりました、 慈悲深いそのお顔、とても魅力的に感じました。
2013年05月13日21時45分
ninjin
連休の初日、目的地の愛知に入る前、久しぶりに飛鳥の地を訪ねた。 連休だというのに観光客の姿を見ない山田寺跡地で悲劇に倒れた蘇我 倉山田石川麻呂のことを知り、その後で訪れた飛鳥資料館で出会った のがこの仏さま・・・ 悲劇の寺山田寺の本尊である薬師如来像であったこの仏さまも数奇な 運命に翻弄された。 1186年(文治2)に興福寺の僧兵の手によって強奪され興福寺東金堂に 移され、のち火災にあって胴体は消滅し頭だけが難を免れ残された。 お顔に残る多数の傷跡はその時のものだという。 ネット等で検索して出てくる写真は正面から撮られた円満なお顔だが、 このように上から撮ると鼻筋が高々と隆起し、愁いを含んだ切れ長の目を もつ生身の飛鳥時代の青年の素顔のように見える。 火災に遭う前はこの上に鍍金が施された神々しいお姿だったというが、 メッキがはがれ眉間の白毫を失った今の姿こそこの仏さまの素顔だなぁ という感慨が湧いてきた。
2013年05月13日03時03分