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時代淘汰

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    8月に入ったというのに、夏らしいのは蝉の鳴き声だけで、肌を刺す太陽は今日もどこかに行ったきりだった。小雨が夏草を鮮やかに彩れば、その上を緑の風が吹き抜けて、風に押されたディーゼル機関の働きモノが、「ケタンケタン」と枕木を蹴飛ばす音が聞こえてきそうだった。かつて多くの汗が流れたとこには必ず、感傷的な空気が佇んでいる。

    コメント2件

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    カプチーノ

    夏草に覆われていく線路。感慨深いですね。物語を感じます。

    2009年08月02日17時09分

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    シェリー

    カプチーノさんコメントありがとうございます。

    2009年08月02日18時41分

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