写真共有サイトPHOTOHITO人と写真をつなぐ場所

TR3 PG@ TR3 PG@ ファン登録

五箇山 浄土真宗布教

五箇山 浄土真宗布教

J

    B

    またまた庄川上流の旅に戻ります。 このお寺、行徳寺の創建は文安3年(1448年)に遡ります。 本願寺8世の蓮如上人の愛弟子、地元出身の赤尾道宗が開いたの始まりと伝えられており、五箇山の浄土真宗布教の本拠地でした。 正面の山門は18世紀に建てられと推定され、一間一戸、入母屋、茅葺、上層は吹き放しの鐘楼堂となる鐘楼門で小規模ながら均整がとれ江戸時代後期の楼門建築として貴重な建築物とされています。 R156沿いの赤尾集落にあるので必ず目に止まるお寺です。 庫裏はやはり合掌造りです。

    コメント11件

    TR3 PG@

    TR3 PG@

    さて、このお寺の歴史の中で感慨深いのはこのお寺を開基した道宗の一生です。 実はこの山深き五箇山の山々に道宗道という古道が何本か残っています。 本願寺の中興の祖として北陸の教化を精力的に勧めていた蓮如(1415年〜1499年)に師事し、蓮如が北陸における教化の拠点として開基した井波の瑞泉寺にしげしげと通い、蓮如の教えを忠実に五箇山へ広げていきました。 その通った道が道宗道として現在再発見・整備されつつあります。 瑞泉寺は砺波平野の山裾、行徳寺は山深き五箇山の奥・・・途中には庄川の深い谷、1000m近い険しい山々がひだのように立ちふさがっています。 雪深き時もその道を黙々と通ったと言われています。 その道宗道の一部を歩いたことがありますが、凄く険しい道です。 今から約600年ほど前と考えると、苦行とも思える道宗の一生に驚きを禁じ得ません。 今は高速道路、国道でほんの1,2時間の距離です。

    2012年08月30日21時49分

    mi-yan

    mi-yan

    お隣の岩瀬家へは何度か行きました。 茅葺の山門が珍しく、このお寺にも行ったことがありますが 道宗道については知りませんでした。 城端への道って人喰い谷とか言って、 すごく険しいんじゃなかったでしたっけ?

    2012年08月30日22時36分

    hatto

    hatto

    行徳寺良いお名前のお寺ですね。手前の花は、インパチェンスでしょうか、ややもするとちょっと地味になりがちのお寺に、正に花を添えた感じになりました。茅葺きの屋根と、銅板で葺かれた屋根の対比が面白いですね。

    2012年08月30日23時29分

    hisabo

    hisabo

    山の中によくぞ、という感じの立派な屋根も素敵です。 手前の萱葺きの鐘楼も素敵ですよね。 D700の階調豊かな表現も素晴らしいです。

    2012年08月31日16時48分

    TR3 PG@

    TR3 PG@

    mi-yanさん、コメントありがとうございます。 あら、お隣の重文の岩瀬家何度も行かれているのですね(^_^) 直ぐ隣ですからね。 このお寺の庫裏も合掌造りで、なかなか趣のあるお寺です。 さて、道宗道ですが、最近復元整備されたようで、毎年トレッキングのイベントが開かれているようです。 この道宗道は道宗が井波の瑞泉寺の蓮如のところに通った道なので、城端方面に降りるのではなく、尾根沿いに井波まで続いています。 もっともかなりの健脚でないと一日で踏破するのは難しい道ですね。 城端へは山越えして行く石畳の古道がありますが、ご存知のようにかなり切り立った谷があり、人喰い谷といって険しいところがあります。 昔、雪の多い時に何人も遭難しているのではないでしょうか・・・。 今でも山菜取りに入った人が遭難する記事が時々載っているところです。 今は東海北陸道やR304でトンネルであっという間ですけどね。

    2012年09月03日17時11分

    TR3 PG@

    TR3 PG@

    hattoさん、コメントありがとうございます。 これまで一度も紹介したことのないお寺ですが、五箇山の一つのシンボルでもありupしました。 仰るように、お寺や神社などは地味な被写体なので、境内に入っての写真は何枚かあるのですが、花を前景にいれたこの絵としました。 花はインパチェンスですね♪ 旅行ガイドのような写真ですが、紹介ということで(^_^)

    2012年09月03日17時13分

    TR3 PG@

    TR3 PG@

    hisaboさん、コメントありがとうございます。 これから秋にかけてひっきりなしに車が行き来していた観光の場だったのですが、東海北陸道が開通した後めっきり交通量が減ったようです。 皆さん白川郷に直行なんでしょうね。 しかし、下道を走ってその土地土地の歴史的な風景を見るほうが良いと思うのですが・・・。 秘境五箇山の信仰の拠点で、趣きあるお寺です。 当時の浄土真宗勢力の力も垣間見ることができますしね。

    2012年09月03日17時14分

    mimiclara

    mimiclara

    正真正銘の山寺ですね 茅葺の山門と本堂の銅板葺?の大屋根のコントラストが面白いです

    2012年09月12日19時01分

    TR3 PG@

    TR3 PG@

    mimiclaraさん、コメントありがとうございます。 はい、のんびりした五箇山の山寺です・・・と、言いたいところですが、道路の拡張、観光化が進み、直ぐ横には大型バスが何台も止まれるパーキング完備、直ぐ近くにはお土産やさんが。 もっとも、東海北陸道の完成で、ここを通る観光客はめっきり少なくなったようです。 私的にはまた元の静かな山寺に、と思いますが、この周辺の住人からしてみれば発展から取り残された感はあるのではないかと思います。 良い雰囲気のお寺なんですよ♪

    2012年09月13日20時34分

    まこにゃん

    まこにゃん

    茅葺の山門、こちらも随分風情がありますね。 昔は家族で大型バスを利用しての旅が多かったです。(ツアーです。) あっという間に見学時間が終わり、しかも有名なところだけ。 カメラを始めてから、ゆっくり見る旅がしたいと思いますが 一人旅はなかなか勇気がいります。

    2012年09月27日15時07分

    TR3 PG@

    TR3 PG@

    まこにゃんさん、コメントありがとうございます。 五箇山、白川郷にある名刹はこのような茅葺きの山門が必ずといっていいほどありますよ。 やはり昔ながらの姿をとどめているのでしょう。 家族旅・・・σ(^_^)もバスツアーに何度か参加したことがありますが、やはり時間の制約が欠点と言えば欠点ですね。 σ(^_^)は車の運転が好きな方ですから、車での旅がほとんどです。 娘がいる広島や名古屋には気軽に行きます♪ まだ車で気軽に遠出とは行かないでしょうが、マイペースでの車旅はなかなか良いものですよ。 思い切ってゆったりひとり旅はいかがですか?マイペースで(^_-)

    2012年10月08日19時23分

    新規登録ログインしてコメントを書き込む

    同じタグが設定されたTR3 PG@さんの作品

    • Blue 「空」
    • 来ました♪
    • 冬の庄川峡 淡雪淡陽2
    • 残照
    • 美しき散居村夕景 Part2
    • 静寂な峡谷に・・・

    最近お気に入り登録したユーザー

    写真を削除しようとしています。

    本当に写真を削除しますか?

    こちらのレビューを他のユーザーに公開します。

    レビューを公開しますか?
    講評の公開設定については必ずこちらをお読みください。

    コメントを削除しようとしています。

    選択したコメントを削除しますか?

    エラーが発生しました

    エラー内容

    PAGE TOP