Bernini ファン登録
J
B
この屋敷のいたるところに素晴らしい調度品が置いてあった。写真の部屋には大きなタペストリーが飾ってあった。かなり重厚な感じのタペストリー。描かれているのは首を切断された男^^; そこでちょっとシナリオに絡ませてみました。モチーフはオスカー・ワイルドの戯曲「サロメ」。新約聖書の一節に描かれている話 撮影:D5000 JPEG撮って出し ※ ギャラリー「サロメ」に物語の順番順に掲載しています。
ビシュジョボさん コメントありがとうございます。 壁にかかっていた大きなタペストリーをよく見るとけっこうどきっとする 恐ろしい絵が描かれています。f/5.6くらいでピントを合わせた写真でもよかったのですが 夢にでてきそうなのでやめました^^
2012年02月05日19時56分
Bernini
Episode 3 Marleenが披露宴の身支度をしているとふと大声で歌う集団の存在に気づいた。忘れはしない自分の卒業した大学の校歌だったからすぐ気づいた。廊下に出てみるとゼミでいっしょっだった知り合いのFabioにあった。誰の結婚式なの?という問いに空気の全く読めないFabioはMarleenの元彼がFrancescaと結婚するのだと教えてしまう。忘れようと抑えていた感情が全て戻ってきた。血管の中の血が逆流してくるような嫌な感じがこみ上げてきてMarleenは立っていられずそこにあった椅子にどっさりと腰掛けた。椅子に座っていると壁に掛けられていた大きな一枚の絵が語りかけてきているようだった。 サロメ・・・ 恋焦がれた男に振り向いてもらえなかった女が権力者の父に頼みその男の死を懇願し首を切ってしまう狂気の話。今のMarleenはサロメの気持ちが痛いほどわかった。サロメはヘロデ王に請われて七つのヴェールの踊りを踊った。今同じような状況なら躊躇なく七つのヴェールの踊りを披露する覚悟がMarleenにはあった。ここには愛する男の首を載せるのに調度良い銀の盆もあるし切れ味は悪そうだが手ごろなケーキを取り分けるナイフもある。恐ろしい考えがMarleenの頭に浮かんだ。
2012年02月04日08時26分