ブルク門/Burgtorを出るとそこは市外地なのですが、先にも説明したようにここには1356年の地震で崩壊した神聖ローマ帝国の帝国の城(首都“機能”)がありました。これはその今はなき城の城壁で、この門をくぐるとローテンブルクの城郭の外に出ることができます。それでは外に出て城壁の様子を見てみましょう…

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ちなみに…神聖ローマ帝国は小さい国(領邦)が連合した集まりなので固定された首都はありませんでした。故に、その時その時に治めていた皇帝の居住地に首都“機能”があったということになります。 12世紀にホーエンシュタウフェン朝初代のコンラート3世(在位1138-1152)がローテンブルクにもともとあった城(10世紀末頃ローテンブルク家が建てた城)をベースに居城としたため、この時期に神聖ローマ帝国の首都“機能”（帝国の城）がこの地にあったということになります。そして今のローテンブルクの街はこの城の元に商人が集まって城下町を形成しますが、14世紀半ばの地震によって城は倒壊し消えてしまいます。が、城下町そのものは残り、その後帝国都市となり、市民が管理していくことになって波乱の中世を生き残り今のローテンブルクの街が残っているのです。

2024年02月24日08時11分

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