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世界で唯一日本海軍のみが実用化に成功した酸素を使用した魚雷。米海軍の将兵は、この兵器を「長槍(ロング・ランス)」と呼んで恐れていた。 第二次世界大戦以前の魚雷の動力は、石油またはアルコールを使用した燃料と、空気を使用した酸化剤を加熱室に吹き込んで点火燃焼させ、この燃焼ガスでエンジンを回していた。 燃料を燃焼させるには燃料に対して14.5倍の空気量を必要としていたが、空気中に含まれる20.9%の酸素のみが燃焼に役立つだけで、残りの約79%は燃焼に不必要な窒素だった。
おおーなるほど! なんとなく理解出来ました。 そう言われると魚雷の燃料問題など考えたこともなかったです。 確かにおっしゃる問題が開発当初はあったのですねぇ… 説明受ければ合点が行きます。 こちらの写真の初見で一瞬「回天」かと思いました。
2023年11月03日00時52分
MightyGさん 毎度(*^▽^*) まぁ、その職に当たらないと普通は考えもしませんわね~~~~~(^^ゞ(笑) 徐々に酸素濃度を上げて行くのが開発の肝やったみたいですよ。 回天は黒くてもう少し大きいですね(*^▽^*) 確か呉の大和ミュージアムで撮ったかな~~~(*´▽`*)
2023年11月03日16時46分
Yutaka-Sさん 毎度(*^▽^*) ほう、海上自衛隊の魚雷89式、18式魚雷? すいません、最近の兵装には疎くて・・・(^-^; 然し、日本が海洋国家で在る以上、海は国防の要でしょうからね。 技術に長けるのは当然かも知れませんね(^^ゞ
2023年11月03日18時23分
マスター
そこで、もし酸化剤に空気の代りに酸素のみを使用すれば、酸化剤の容積は従来の5分の1程度で済み、しかも、その浮いた容積に燃料を搭載すれば、長大な射程と高雷速が得られ、また、燃料の代わりに炸薬を搭載すれば強力な破壊力を得られた。もちろん燃料と炸薬の両方を搭載すれば従来よりも射程・雷速・破壊力の全てに優れた魚雷を得ることもできた。 また、従来の魚雷は海水に溶けない窒素が燃焼ガスに含まれていることから発生する白い航跡が、酸素魚雷では発生しないことから、敵に航跡が発見されて回避される可能性が低くなるという副次効果もあった。 故に各国は酸素魚雷の開発に熱心に取り組んたが、やがて頓挫する。酸素は燃料と化合するとたちまち爆発を起こし、その取り扱いは非常に難しく、各国は開発を断念せざるを得なかった。実際、英海軍では酸素魚雷の開発に一度は成功したものの、搭載した軍艦で爆発事故を起こしたため、危険兵器と見なして放棄されている。 日本海軍でも1916年に燃焼実験で爆発事故を起こして一度は開発が中止されたが、1928年より開発が再開され、1933年には遂に酸素魚雷の開発に成功した。開発に成功した理由は、魚雷が始動されると、まず空気で燃焼を行い、徐々に酸素の濃度を上げていけば、魚雷が爆発しないことを発見したからである。 その後、兵器として使用するための様々な改良が加えられ、1935年に「九三式魚雷」として制式化、1938年頃より配備が開始されたとか・・・(^^ゞ
2023年11月02日23時07分