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小さな蕾のまま冬を越し、春が近づくと、その蕾を人の拳のように膨らませて時を待つ。 時来たると見るや、その蕾の先端を開き、掌のような花を咲かす。その様子は、まるで握った拳をゆっくりと開いてゆくが如しだ。 春空に真白い掌のような花が群れ咲くさまは、梅から花のバトンを受け継いで、次に来る桜に手渡す中間走者の晴れ舞台のようだ。 そしてまた時至れば、優雅な花に似ないゴツゴツとした拳のような実を付け、惜しげもなくその花びらを散らす。 こぶしは、辛夷ではなく、拳なのだ。英語も学名も、日本語の、Kobusである。
♪tomo♪さん おっしゃる通りです。 でもそれは、冬の寒さに歯をくいしばる拳の時期があってのことです。 強い堅さに裏打ちされた柔らかな手のひら。 だからこそ、握手をする掌は尊い。 寒い季節から暖かな季節に。梅、こぶし、桜は、春の木の花(このはな)トリオです。
2023年03月23日22時52分
♪tomo♪
こぶしをひらくと手と手をつなげますよね^^ 梅からこぶしに こぶしから桜にバトンタッチですね。
2023年03月23日22時14分