漫画家・松本零士(85)が逝きました。十代から苦楽を共にした親友ちばてつやの「君も逝ってしまったのか…」という慟哭にも似たつぶやきに心が痛みました。『銀河鉄道999』に乗車して、今はどこまで行ったんでしょうか。これほどまで宇宙に憧れた漫画家はいませんでした。フランスではル・モンド紙などが「スペースオペラの指揮者が逝った」と哀悼の意を。一方、金ないモテない勇気ないの自伝的作品『男おいどん』は70年代の孤独な若者のバイブルでした。本当にお世話になりました。合掌。写真はオリオン座の中心。

コメント2件

KARL

こんにちはちばてつや先生の　「慟哭にも似たつぶやき」って、ホントに心が痛みますネ。。。メカの描写が、いちばん好きな漫画家さんでした。。ご冥福をお祈りいたします。

2023年02月21日12時41分

たま407

KARLさんコメントありがとうございます(=^・^=) ボロアパートの四畳半でまだ十代の二人が励まし合い競い合い、ともに伝説の漫画家になったんですからね。ちばてつやの悲しみはいかばかりかと。メカを描かしたら№１でしたね。私も『宇宙戦艦ヤマト』が誕生するずっと以前から、松本零士のメカニックな漫画のファンでした。小沢さとるも好きでしたね。でもここまで徹底していたのかと驚いたことがあります。以下は松本談。「戦艦武蔵を護衛していた重巡洋艦『最上』の副長が、私が18歳の頃住んでいた本郷の下宿に引っ越してきて、『武蔵』の最期について詳しく聞いていたんです。『最上』もかなり被弾し、何とか生還した彼から、『大和』と『武蔵』の設計図面を譲り受けました。戦中なら最高機密ですが（笑）」その設計図に基づいて、宇宙戦艦ヤマトが描かれたというんですから、そのプロ意識の高さには心底驚かされました。

2023年02月21日15時05分

新規登録・ログインしてコメントを書き込む