寝台特急「出雲」や昭和天皇お召列車の牽引も行っていたが、特急は特殊な液体変速機側での故障が頻発し、加速・減速でのタイムラグが積み重なりいつも遅延運行、安定してきたDD51形で代替・淘汰されることが決定され、主線の山陰本線を外され福知山線で活躍したが、後年は主に播但線でSL補機や貨物に朝夕の通勤客車列車で運行。しかしマイバッハのエンジン音は素晴らしく今も耳に残っています。写真はDD54 12播但線長谷〜生野間EPR

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komaoyo

1978年には播但線でのみ使用されるようになったが、1978年6月18日の播但線645列車、山陰本線824列車を最後に運用から離脱し、同年8月11日に休車となった。しかし、DD54 12とDD54 33については一旦、休車、廃車の後、何故か車籍復活の手配がとられ、同年12月1日に改めて廃車された。 DD54 33は後に京都鉄道博物館にて日本初の中型ディーゼル機関車としてエントランスに展示されているが、案内板には「欠陥」という文字はない。 DD51も開発当初は故障だらけ、でも開発が国内品であったので対応も早く改良され保守もやり易くなり永きに渡り運用された。それに対してDD54は西ドイツのライセンス生産で手を加えたくともいちいち西ドイツに手続きを行わねばならず、改良が加えることがままならずプロペラシャフト破損による棒高跳び事故での強化以外は殆ど手が加えられず、強化したが故の新たな液体変速機への負担ましで故障が頻発し機関区泣かせの機関車となった。私としては、独特のスタイルとエンジン音に出雲牽引機関車という事も含め、最初に見てから引き込まれるように追いかけてました。

2022年06月03日10時03分