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万葉集16-3855に、奈良時代の歌人・官人(皇族出身と推察)の高宮王(たかみやのおおきみ) の詠まれたお歌として、「かわらふじに延ひおほとれる屎葛絶ゆることなく宮仕えせむ」が あります。かわらふじはさいかちの別称で、屎葛とは今では忌み嫌われるヘクソカズラ のことです。ヘクソカズラの花や実は、奈良時代には短歌に詠まれるほど愛でられたようです。 (三島市立楽寿園・万葉の森にて撮影。)
Binshow様 おはようございます コメントを有難う御座います。 万葉集の解説書には、以下のように記されています。 https://manyoshu-japan.com/9723/ 第16巻 3855番歌 巻 第16巻 歌番号 3855番歌 作者 高宮王 題詞 高宮王詠數首物歌二首 原文 コ莢尓 延於保登礼流 屎葛 絶事無 宮将為 訓読 さう莢に延ひおほとれる屎葛絶ゆることなく宮仕へせむ かな さうけふに はひおほとれる くそかづら たゆることなく みやつかへせむ 英語(ローマ字) SAUKEFUNI HAHIOHOTORERU KUSOKADURA TAYURUKOTONAKU MIYATSUKAHESEMU 訳 サイカチに這いまつわるヘソカズラのように絶えることなく、宮仕えしたいものだ。 左注 – 校異 – 用語 雑歌、作者:高宮王、物名、宴席、即興、植物 原文は漢文で読まれたようで、「屎葛」と記されています。 傷さえ付けなければ、臭気を発することなく、花も実も美しく、被写体として 耐えうるのですから、後世の俗称は、きっと、退治しても生えて来る この植物を忌み嫌ったから付けられたのでしょうね。 因みに、我が家の庭にも、町内にも、沢山生えています。 ご隠居鳥 拝
2022年02月04日10時08分
Binshow
平安時代に名付けられたようですが後世のことも考えてもう少し夢のある呼び名を付けて欲しかったですね(笑)
2022年02月04日09時39分