ご隠居鳥 ファン登録
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ビーチリゾートを楽しむファッショナブルなお母さん。駆け寄ろうとする子供。二人を隔てるのは 大潮のあとに出来た川。この光景を見て、交際期間中に家内が薦めてくれた住井すゑ著の 「橋のない川」と言う小説を想起しました。明治後期のある被差別部落を舞台として、全編を 通じて部落差別の理不尽さと陰湿さが描かれています。動物の一生は生命力が全てですが、 人間社会では生まれの貴賤で生涯が決まる不条理さ。生まれる時代と場所を選ぶことは出来ない のに・・・。この子にはどんな生涯が待っているのでしょうか?